2人の禁断の恋
ルシフェル『ゴボッ........』

胸の中心に劔が刺さったボクは
地面に倒れ込んだ


カルエ『................約束してください、』

ルシフェル『え??』

カルエ『約束してください。
二度と私達、ヴァパリアに手を出さないと。』

見上げれば彼女は泣いていた。
腕に抱える赤子は
死んでいた........


ルシフェル『キミ、は
愛を........与えられる、かい??
ボク等の、弟、は........それを、知ら、ない。』

カルエ『ハッキリ言いなさい。
どうしてほしいか』

ルシフェル『彼を........サクリフェルを....愛してあげてほしい。』


何を言いたかったかはわからない。
けれど、ボク等は願っていた。
誰でもいいから 彼を愛して欲しい。と

争いしか知らない彼を........


カルエ『私が愛せるかわかりませんが........
良いでしょう、
約束しましょう。
私の約束も....守ってくださいね』

彼女はボクの手の甲に契約印を記す

黒い百合

ボクはニコリと笑えば
意識をなくした。

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