幸せをもう一度
第一章~出会い~
 

桜が咲き始めピンクが一番似合う季節。
私はこの季節が一番好き。

しかし、
今日に限って春の暖かさを恨んでいた。

私の名前は、中峰 美琉希(ナカミネ ミルキ)
顔も頭の良さも普通の女の子。

中学の時は
もっとやんちゃだったが
いろんな理由があり
高校デビューすることを決意、
だから、化粧も控えめ!

自己紹介は、ここまでにして

なぜ、今春を恨んでいるかというと
さかなぼる事一時間ほど前

_______________

AM6:00
「ミルキ、起きてる?」

お母さんの声・・・

「起ぎでる」

やばい!
入学式の日に限って
鼻がつまって上手くしゃべれない。

絶対自己紹介の時笑われる...

まぁいいや、
っていうかねむっ、

後10分だけ寝よう。


私は目をつむるとすぐに意識を手放した。




「んんっ~」
よく寝た。
今何時だ?

7時50分か!


ぬぬ!?

7時50分!??
後20分で遅刻だ!

やばい!初日から遅刻はやばすぎる!!
急いで制服を着て、髪もとかさずにすぐ家を出た。

「いってきまーす」

はぁ、はぁ、
こんなに走ったのいつぶりだろう。
今日がこんなに暖かくなかったら
二度寝なんてしなかったのに---

と今に至るわけだ!

キーンコーンカーンコーン

私は鐘ぎりぎりで教室に入った。
セーフ。

と思ったのもつかの間、

思っていたよりもドアを思いっきり開けたらしく
みんなの注目の的に...照


< 1 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop