Animl life ~アニマル ライフ~
「ふぅ〜
お肉美味しかったな〜


てか
寒〜い」


あの後
テーブルの上の肉は見事になくなった



今は緑君と大地達がお会計してるのを待ってる…

なんか
緑君って紫音達と違って話しずらい

気まずい雰囲気やだなー


なんか話さなきゃ…
何を?
……話題ないよー

私があたふたしてると

「フフっ」って笑い声がして

びっくりして見てみると
なんでか緑君が笑ってた

「りょ…緑君?」


なんで笑ってるだ?
私なんか……したかな?


「喜夜さ…今
“なんか話さなきゃ…”なんて考えてた でしょ?」


えぇ?
なんでわかったんだ?

もしかして
緑君はエスパーなのか!?


「ちなみに俺はエスパーとかじゃないか ら…」


やっぱり
エスパーなんじゃん!


緑君は私が慌ててるのを見て
さらに笑ってる…

「な…なんで……」


“なんでわかったの?”
そう緑君に聞こうと思ったのに


「待ったー?
いや〜レジの店員さんが美人でよ?」

「紫音…うるさい!
てか
あんなとこで堂々とナンパとか
ありえないから!」

「2人ともうるせぇーよ」


私の声は見事に遮られた…

とにかく
紫音がうるさい…

大地は呆れたように喧嘩してる2人を見ていた

「帰んぞ」大地が耳元で言った

くすぐったいから普通に言って欲しい

そんな事を思いながら大地のバイクに乗って家に帰った…
< 53 / 138 >

この作品をシェア

pagetop