どうか君に【短編】
どうか君に
俺は高校に行く前に優子を迎えに行った。


優子とは付き合いだしてもうすぐ6ヵ月になる彼女のことだ。


優子の家のインターホンを押すと、玄関を開けた制服姿の優子は少し驚いた様子で俺を見たが、すぐに「ちょっと待ってね」と言って家の中に入って行った。


どうやらまだ学校に行く準備が出来ていないようだ。



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