歌姫桜華






 あいつを、苦しめるだけじゃない……。




 私は、じゃあ、どう償えばいいっていうの…?









「戻ってこいよ……」


「お前がいなきゃ、始まらねぇんだよ…」








 やめて。


 これ以上、心を揺らがせないで。






 ……外に出ちゃいけなかったんだ。



 光を浴びちゃいけなかったんだ。





 私はずっと独りでいればよかったんだ―――――……




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