歌姫桜華



「…怖い?



 そうか、そうか。


 いっぺん地獄へ―――――――………」





 はっ!



 と我に返る。




 やばい。



 完全に桜華スイッチ激怒モード入っちゃってたよぉ!!





「ぅ…うん!文化祭楽しみだねっ」




 私は無理やり笑顔を作って、言った。





 だめだめ。桜華だってバレちゃうよぉ。


 桜華だってことがバレなくても…


 私が普通とは違うってすぐわかる。


 セーフ…だよね?今は。



 ホッと私は肩を下ろした。


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