歌姫桜華
別れを言うのは、ホント辛い。
でも、これは永遠の別れではないから―――――……
「…そうか。もう、行くのか。…また、微妙な時季だな、おい」
「フフッ、ですね」
「ほら、飛行機のチケット」
近寄ってきた晋也さんに手渡されたチケット。私はそれをお礼を言いながら受け取る。
「甲羅のあの五人は、知ってるんですか?」
町村さんの質問に私は頷く。
「あいつらも龍華のみんなも知ってます。曜日も何に乗るかも」