気づかないスキ。
なぜ癸生が出てくるのでしょうか?



「え…なん「ずっと前からスキだった。」」



え?いまなんて?



目をぱちぱちしてると…



「っていうのもあるけど…お前モテるから、顔大事だろ?」



ちょっと焦らすように言った。



頬が少し赤い…



今まで真顔しかみたことなかったからなんか、新鮮…



「き、癸生全然モテないよ!ゆらじゃあるまいし!」




「ゆら?……あー…あいつか…。確かにあいつもモテるけど…」




「だだって!ゆらって学年でいっちばんモテるって聞いたよ!」



「は!?お前本気でいってんの?自覚なしなの?自分の顔立ちの良さとモテること。」



「はぃー?//あのねーからかわないでね!」



「からかってねーし。本気。」



「ほ、ほんき?え…そんなモテるとか、きいたことないし!自分の顔とか、あ、朝歯磨きするときくらいしか、鏡見ないし!そんなこと言われたって分かんないよ!」



「お前って鈍感なの?馬鹿なの?天然なの?」



なんか褒められてんのかけなされてんのか…



「どれも違うと…」



「あー全部入るな」



むかむかー!



「もういいよ!運んでくれてありがとう!先戻るから!」



座ってた椅子からたった瞬間、立ちくらみがしてまた倒れてしまった。



「やっぱり馬鹿じゃねーかよ…」
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