気づかないスキ。





「お前…家どっち?」




「あっちだよー公園が見えたらすぐのとこ!」




「そうか。俺もそっちの方。」




「へー…奇遇だね!」




な、なんか緊張してきたー… 。




「で、本題なんだが…」




本題?




「あー!」




「付き合ってほしい。」




「えー!」




「ん?そんなに驚くことか?」




や…だって…




親友の好きなひとと付き合えるわけないし…




「ご、ごめんなさい…一茶とは付き合えません…」



「神野のことが好きだからか?」



「え!?んなわけ…ぷっ」



そんなこと、あり得なさすぎて笑ってしまった。



「その反応だと無さそうだな」



「うん!ないよー♪」



つい笑顔で言ってしまった



季市になんか悪いなあーここまで笑顔で言い切っちゃうと!



って…ん?



一茶顔あか!



「え?どうしたの?え…なんか悪いことしちゃった?」



「………あ、…。や、、なんでもない。」



「????」



「や、本当になんでもない。」



「ふーん…まぁ…いっか!あ!公園見えてきた!」



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