キライのちスキ・・《短編》
<裕太>

バイトが終わり、外に出ると辺りは真っ暗で一人で帰ったえみが心配になり俺は、いつの間にか追い掛けていた。







…………いた。






肩を掴むと、えみは体をビクッとさせた。





「えみ?」





その声で振り向いたえみは泣いていた…………






「どうした…?」






「怖かった……後ろから足音聞こえてきた。」





俺が驚かせちゃったんだな……




「ごめん……」



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