君の事ばかり
何この気持ち、チビに抱きしめられるなんて、一生ないと思ってたかも……
あれ、微かに見える、1.5以上あるから視力、抱きしめられながら思って良く見るとりゅう〜兄?誰隣にいるの?『俺、お前が諦めるまで待ってるから』それが頭の中でリピートする。何で嘘つき、待ってないじゃん、そう言われてちょっとでも嬉しいって思った私が、馬鹿だった……
龍兄の馬鹿
今、目があった、けどお互い逸らした。
「ねねぇ」
静かになるのが嫌だ。
「何?」
何かが頬に伝うのが分かる、涙だ。
「うーとね」
「お前何泣いてんだ?」
「何でだろうね、それより、い、家きてよ」
そー言う声が震えていた。
「大胆だな」
「いいじゃん話したいことあるから…」
まだ、震えていた。
「お、おう」
2人で私の家まで歩いて行く時一言も喋らずに並んで帰った。
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