キミさえいれば
先輩がブラウスをずらし、私の肩に優しくキスをする。


もうこうなってくると、頭がクラクラして、足もガクガクしてしまう。


それでも先輩は肩にキスをして、次第に背中へと唇を移動させる。


その感触に身体中に電気が走って、思わず背中がしなってしまった。


もう立っていられない……。


そう思っていたら。


「凛。こっちへ」と、先輩が私の手を引いて、ベッドのそばへと導いた。


先にベッドと横になり、私を色っぽい目で見つめる先輩。


直後、先輩が私の腕を少し強引に引っ張るから、私は先輩に覆いかぶさる形になった。


一気に近づく綺麗な顔にドキドキしていたら、後頭部を押さえられて、そっと唇が重なった。
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