君の生きた証~love in war~
テニスコートでは、毎朝の光景だ。

テニス部のみんなが、練習に励んでいる。



ダブルスでペアを組んでいるティム・ヨハネスバーグが、ちょっと長すぎるあごをなでながら俺に近づいてきた。




「アレン、今朝、北の方で変な音がしなかったか?」

「北の方で?」

「あぁ、なんか・・・爆発みたいな」

「さぁ・・・」

「ま、国境には軍が常駐してるし、大丈夫か」



1人で納得して、ティムがうなずく。



爆発音・・・ね。
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