ハート交換
急いで家を飛び出して来たからバイト代が入っているお菓子のカンカンとピンクの水玉傘しか私は荷物がなかった。




福岡の空はどんより曇っていて小雨が降ってる。



「さてと、行きますか?」



『おうよ。』



私たちは、そのカンカンと傘を握りしめ、地下鉄の駅に通じる階段を降りていった。




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