空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~

「はぁっ…。萎えた。今すぐ消えろ!!」


「はぁっ!?ちょっと哉太」



肩口に触れた彼女の手は彼に寄って振り払われる。



バシッという乾いた音がフロア一帯に響いた後、冷たい視線が降り注いだ。




「ああ~。うぜぇ!! お前、邪魔っ!!」




顔を真っ赤にして「最低!!」と叫んだ彼女は。




私を軽く睨んで、唇を震わせながらその場を去っていった。

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