空色デイズ ~陸上部エース♂×陸上部マネージャー♀の危険な取り引き~
「おい」
感傷に浸っていた私は、頭上からの不機嫌な声により我に返ることになった。
なによ。せっかく人が…。
「失恋中のところ悪いけど」
「なっ!? ちょっと!!
もう少しオブラートに包めないわけ?」
彼のストレートな物言いに、頭にきて腕を振りほどき抗議しようとした私に。
その形相を見た森本哉太が笑い出した。
ほんと腹立つ!!
絶対、私のこと馬鹿にしてるっ!!
「なあ、どこかケガしてないか?」
笑い顔を引っ込めて、真剣な顔つきになった彼に不覚にもドキッとしてしまった。