【短編】恋しちゃダメですかっ?
イヤです。
イヤダァ〜。そんな恥ずかしいもの着れないんですけど。


まわりの人がじろじろとクスッと笑い、ゆきときよを見て笑っている。


そんな二人を見て、まゆみとルカが口をはさむ。



「ぶっ、ぶははっ。
あの…お姉さんたち、彼氏いるんですよね。」



「いるけど…何か??」



「信じられなぁ〜い。
だ、だって、それじゃあ、私たちに、男が寄ってこないし。」



まゆみとルカは、ぶははっと笑いながら話をする。



そうだ、私は他人のふりをすればいいのよ。



「わたし、そ、そんな水着きないからね。」



そんなスクール水着きている、わたしの姿なんか、小太郎くんになんか、見せられない。



ふと、小太郎のことが、頭をよぎった。




そんな時、50メートル先に、騒いでいる団体様ご一行が。



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