【短編集】光ーmoonー
─王様だーれだ
「あっ俺だ。」
寺田さんは一瞬だけあたしを
見た後、何かを決心したかの
ような顔で指示を出した。
「ちょっと名前で
言っちゃっていい?
奈美ちゃんと心ちゃんは
二人で話してきてください。」
周りはざわざわとしていたけど
痛いぐらいに優しさが伝わって…
無駄にしたくない。
あたしは全ての思いを
話すことにした。
「あっ俺だ。」
寺田さんは一瞬だけあたしを
見た後、何かを決心したかの
ような顔で指示を出した。
「ちょっと名前で
言っちゃっていい?
奈美ちゃんと心ちゃんは
二人で話してきてください。」
周りはざわざわとしていたけど
痛いぐらいに優しさが伝わって…
無駄にしたくない。
あたしは全ての思いを
話すことにした。