Sunshine love
ときめきのはじまり
???
いま、なんて言ったの、この人?
「わたし、よく分からないよ…」
「言ったじゃん、今はまだ友達。いつかだから、気長にアプローチするよってこと。絶対、俺のこと、好きになるからな!」
「なにその上から目線!!」
人の気持ちなんて、分かるわけないでしょうが!!
でも、好きってちょっと、嬉しい。
だからって、わたしが好きになるのは別の話だからね!


「わかった!友達ね!今までとどう違うの?」
「さっき、巧と奈緒ちゃんを2人っきりにしたら1つなんでもするっていう約束したよね??」
したけど、変なことなのかな?
「俺のこと、これから、諒って呼んで!」
意外と普通。って、名前呼びってハードル高いかも!!
「無理って言ったら?」
「さーて、どうなるかな?」
なんかやばい予感の表情だ。絶対Sだよ、この人!


「わかった。呼べばいいんでしょ!」
「うん!!」
なんだ、この犬だったら、しっぽをふって、喜んでいるであろう、この表情は!!
かわいい…かも…
「俺も郁って呼ぶから、諒って呼んで!」
「別にあたしはいいのに…」
名前呼んでオーラがやばい!
目を輝かせすぎでしょ!!


「諒!!」
「もっと、優しく呼んでよー!」
甘えるなって言いたいけど、約束だし、仕方ないよ、恥ずかしいけど…
「りょ…りょう…。」
「ありがと、郁。」
恥ずかしくて俯くわたしの頭をぽんっと諒はなでた。




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