嘘つき、でも騙されてあげる
卓斗に連れてこられたのは卓斗が泊まってるホテルだった。



『部屋は一緒でいいよね。』


えっ!それって?



そういう意味だよね。



今さら拒めない。



回りの視線を感じる。



二人とも結婚式に出たままの衣装だし、



芸能人の二人はかなり目立っていた。



私はもし週刊誌に載ったら事務所が困るだろうとか?


色々考えていた。



卓斗が、『もう僕たちは大人だし、自分が取った行動の責任はとれるから大丈夫だよ。』



私は卓斗に肩を抱かれエレベーターに乗った。



エレベーターの中で抱き締められ、



『夢花もう絶対に離さないから。』





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