嘘つき、でも騙されてあげる
もう修学旅行初日からこんなんで、



三日間私の心臓が持ちそうもない。



新幹線を降り班事に別れ、班で計画した目的地を目指す。



私たちはもうメチャお決まり通りの国会議事堂へ向かう。



その時も卓斗とずっと手をつないだまま。



真南が呆れて見てられないと笑う。



他の班の子たちには無視された。



真南以外の女の子二人はかなり派手な子。



そして卓斗以外の三人の男はかなり大人しい目立たない子たち。



てもその中の木村司は私の幼馴染み。



身長も卓斗同じくらいあるし、



顔もかなりいいのに、女の子は苦手。



クラスでも私以外とはあまり話さない。



でも私と卓斗が付き合うようになってからは、



あまり話さなくなったような気がする。





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