嘘つき、でも騙されてあげる
映画

夢花がヒロイン!

卓斗は優しい眼差しを私に向け、「勿論僕は監督の支持に従いますよ。


夢花よろしくな。」



私の手を取り握手をした。


卓斗に触れられた手が熱くなる。



卓斗はいつまでも私の手を離そうとしない。



しばらく私たちは見つめあったまま。



監督が、「君の名前は夢花なのか?」



私は卓斗から手を離して監督を見た。



私は、「観月夢花、来月18才になります。」



監督は一瞬何かを考えているようだっが、



「君の返事をまだ聞いていなかったな。


悪いがノーは困る。


君がイエスと言わなければこの映画は無しにする。


俺は本気だ。


俺は君にかけたい。


君がヒロインをやれば、この映画は必ず成功する。」


私はどうすればいいの?





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