CHERRY
公園の中は薄暗いから少し不気味にも感じられる。
電灯もあるけれど、ちょっと頼りない。
遊具を眺めながら歩く。
目立つのはブランコと滑り台くらい、なかなかに簡素なものだった。
こりゃ、普段あまり使われないのも納得できるかもっと……ん?
人影があることに気がつき、目を凝らしてみると、そこには制服を着て、端のほうにあるベンチに腰掛けている1人の男子がいた。
あれは、……有澤くん?
こんなところで、どうしたんだろう。
私は、確信を持つために近づいてみることにした。