Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
パパが会わせて欲しがる例の男、蒼でなければ…。



当然、坂下しかいない。



私は、パパに隠してることがある。



パパが知ったら、イギリスに連れ戻されるんじゃないかと思う。



でも、会わせずに済むとは思えない。



バレたら、その時に考えよう。



「会いに行く前に、先生から借りたタオル取りに行っても良い?」



パパに待ってもらい、私は応援席に向かった。



応援席に着くと、男子たちが声をかけてきた。



「応援団長、アンジェにして正解だったよ。」



「他のチーム、悔しがってたもんなぁー。」



そうやって賞賛されると、少し照れくさい…。



「アンジェ、上着脱いだとこ写真撮らせてよ。

サラシ姿、一瞬しか見れなかったし。」



えっ!?



男子たちが、期待を込めた視線を私に浴びせる。



みんな、イヤラシイ視線で見るから嫌…。



私が困っていると、坂下が声をかけてくれた。



「お父様がこちらにいらっしゃると、蒼先生から聞きました。

ぜひお話をしたいので、一緒に来ていただけますか?」



坂下と一緒に、パパのところまで向かう。



あ、そうだ。



「先生、タオルお返しします、非常に助かりました。

それと、さっきも…ありがとね。」



「どういたしまして。」



坂下はタオルを受け取ると首にかけ、微笑んだ。



「先生、デジカメ持ってる?」



「ええ、お父様と一緒に撮って差し上げますよ。」



「サラシ姿の写真、欲しい?

先生なら…、イイわよ。」



学ランの胸元を大きく開いたら、坂下が顔を赤くした。



こういうとこ、好きだよ。











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