Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
悪夢
今日はクリスマスイブ、少しお洒落して坂下の病室へ向かう。



クリスマスプレゼントは、ボアのついたスリッパ。



これからもっと寒くなるから、足元あったかい方がいいよね?



喜んでくれるといいな…。



そう思いながら、病室のドアを開けた。



あれ?坂下がいない…。



「親父は診察中だから、しばらく戻らないけど?」



背後から声がしたので振り向くと、ドアの前には若い男がいた。



坂下のことを親父って言っているから、今度大学を卒業するっていう子供なのだろう。



全然似てないけど。



「年上の男が好み?」



ニヤニヤしながら聞いてくる。



何なの?いきなり…。



「寝ている親父に、キスしてただろ?」



見られて、いたんだ…。



「黙っていて欲しいよなぁ?」



そりゃあ、そうだけど…。



坂下の息子は、私との距離を縮めた。



「あんた、美人だよな。

それに、イイ身体してる。」



そして、舐め回すように私を見る。



逃げ…なきゃ。



ドアに向かって駆け出そうとしたけど、あっさり捕まった。



「逃げるなよ、キスのこと黙っていてやるからさ…。」



もがいているのに、一向に振りほどけない。



「ヤらせろよ!」



病室のベッドの上に、押し倒された。









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