Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
仕事
中間考査中は、学校は午前で終わる。



午後は家に帰って明日の試験勉強するのが普通なんだろうけど、アイツだけがいる家に帰ったら何をされるか…。



私は家には帰らず、街中をブラブラしていた。



そんな時、50代くらいの男に声をかけられた。



「援交なら、他あたって。」



「やぁだ、女の子に興味無いわよ。

それに、商品には手を付けないことに決めてるの。」



商品?



「雑誌モデル探してるんだけど、やってみない?」



女言葉で話す男が、名刺を差し出した。



「その眼や髪の色、ハーフ…じゃないわよね?」



「そうだけど…。」



灰色がかった眼はパパ、赤茶色の髪はママ譲りだ。




この日は、話だけ聞いて別れた。



「アナタなら、売れるわよ。」



どう考えても怪しさ満点なのに、言われた言葉が耳から離れない。



売れたら、アイツがいる家を出ていくことも可能になる…?










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