Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
「先生の方が似合いそう…。」



「私はロックの方が好みです。」



坂下がロック?



温厚なこの人が、激しい音楽を好むというのは意外だった。



「今日は、該当が無いようです。」



坂下はそう言うと、ガイドブックをめくり始めた。



そういえば…



「先生って、メール使いこなせないくせに、ケータイでweb見ることはできるんだ?」



私がそう言うと、すぐに私のケータイがメール受信を知らせた。



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 今に見ていなさい。

 使いこなせるようになってみせます。


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坂下からのメールだった。



もう使いこなせているじゃん。



画面から坂下に視線を移すと、坂下は笑っていた。



私が手帳に書いたケー番とメアドを見てくれたんだ…。



そのことが、すごく嬉しかった。











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