Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
痴漢
大阪から京都へ向かう班別行動中に、通天閣で待機する坂下に会った。



通天閣近くの串カツ屋で男子が坂下にお昼をタカる。



坂下が困っていたので、見過ごせないな…と思った。



「こらー!お前ら、いいかげんにしなっ。

先生、困ってるだろーが!」



私は、男子の1人を捕まえてヘッドロックをかけた。



「あ~アンジェリーナ様、超キモチイイです。

この胸の感触…。」



なっ!?



ヘッドロックをお見舞いした男子を見ると、恍惚の表情を浮かべていた。



私は、あわてて腕を外す。



全く、何考えてるのよっ!



坂下が早歩きで向かってきたかと思うと、その男子の頭を冊子で叩いた。



小気味よい音がした。



坂下は、私の方を向くと



「もう少し、気をつけなさい。」



そう言って、叩いた時に少しズレたメガネを直した。



叩かれた男子は、かなり痛かったんじゃないかな…って思って見ると、他の男子から袋叩きにされていた。



「あのさ、もうヤメなよ…。」



なんで、私が止めなきゃならないんだ?








 
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