空を見上げて。








淋しがり屋な大くんに、






甘えん坊な大くんに、





もう『私』じゃなくて良いから。












………………嘘です。






本当なら、叶うのであれば。






私が良かった。






大くんを幸せにするのも、笑顔にさせるのも、隣に居るのも、同じ『季節』を同じ『時間』を同じ『日々』を過ごしていくのは。






叶うはずがないのは分かっているけど、





そんなの願うだけ無駄だと分かってるけど、





私が大くんにしたかったな………………。










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