あなたは不良じゃないんですか?
第4章
[おかしな男子登場]


それから私たちはよく喋るようになった
帰りもよく一緒に帰る

周りの視線は気になるけど楽しいからいいよね?


「小椋さん!」

急に廊下で呼び止められた

「俺、1年の橘 綾斗(たちばな あやと)」

綾斗君かぁ 顔はイケてる
私より身長もあるし大人びてる
1年生には見えない

「私、小椋 魅梨」

「知ってる」

「え?何で?」

「秘密」

「それで用件は?」

「特にないよ
あ、俺と仲良くしてほしいってのが用件!」

え?この子何いってるの?

「何いってるの?」

「だから俺と仲良くしてくれっていってんの」
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