しるし
0章 小学生編

雪の街



陸 side




『陸。もうすぐ着くからね。』


そういってお母さんは

にこっと私の方を向いて微笑んだ。


両親の離婚で私は東京から知り合いのいる

北海道に引っ越してきた。




バスはどんどん人気のない街へと進んでいく。


バスに乗ってるのも私とお母さんだけ。









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