青春の香りはビーズ玉



見せびらかすように抱えきれそうもない大きさのスイカを高々とこっちへ見せてくる。





真っ黄色の太陽に照らされながら、汗だくでスイカを持っている詩織を見て





私は、
あぁ、夏だなぁ。と実感した。






と同時に、大きなスイカの横に並ぶ小さなラムネをみて、なんだかまた、可哀想な気持ちになった。





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