悪魔なキミと愛契約~守るべきもの~


「何を言っているのだ。寝言は寝て言え」


「はぁ!?あたしの後ろにはルカしかいないのに、他に誰が引っ張るって言うの!?」


「だから、俺は何もやっていないと言っているであろう」


あたしとルカとの間にビリビリと火花が飛び散る。


そんなあたし達の喧嘩を見て、シキ、梓、庵可くん、ヘンリーが同時にプっと吹き出した。


「そんなことより、おまえ夕食はどうするのだ」


自分のしたことは認めず、夕食の話し!?


「帰って自分ちで食べる!!」


あたしはムッとして、そう言い捨て大股で歩いた。


それを見てみんながクスクスと笑いだし、ルカの舌打ちが聞こえた。





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