人魚姫の歌





バタバタ



「あら、水亜帰ってきてたの?お帰りなさい〜〜。」






そう言って私を出迎えてくれたのは、お母さんだった。

私は靴を脱ぎながら、

「ただいま、お母さん。」


お母さんは、たくさんの洗濯物をカゴに入れて、二階から降りてきた。





洗濯物を取り込んでいたのだろう。


しかも、かなりの量。




「ってゆーか、さっきから私、ただいまって何度も言ったよ!?」


疲れていた私は、お母さんにあたってしまった。




「も〜ゴメンなさい〜洗濯物を取り込んでたの〜〜〜☆」





「やっぱり…」






それでもお母さんは気軽に返事を返してくれる。




優しいな………



私はお母さんに『今日はたくさん宿題がでたから』といい、自分の部屋に向かった。






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