あなたに出会えて....






「なぁ…歳ぃ……」



「…なんだ……」



「今日はな…俺達が京に上った日なんだ…。覚えてたか?」



「…あぁ。忘れるわけがない…」




「その日に…俺は…俺は……山南さんを……っ…」



「近藤さんは悪くない……。いや、みんな悪いんだ……。脱走をした山南さんも……山南さんを追い詰めた俺たちも…」



山南さんが切腹した夜、山南さんを募っていた沢山の人が涙した。



そう、あの鬼の副長と呼ばれる男までもが…。




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