あなたに出会えて....






楽しいはずの宴が私と舞姫の泣き声によって静まり返ってしまった。



皆の表情を確認しようと試みるが次々と溢れ出す涙のせいで分からなかった。



「うわぁ……みん…な……ごめん…うぅ……」




「泣きたい時は泣いていいんですよ」ポンポン




「ふっ……うぅ…新撰組にはこんなに…よくしてもらったのに…っ……恩返し…っ……も…出来なくて…ごめんなさっ……」



「恩返しだなんて………。我々こそ君たちに色々と助けられた。ありがとうな……。グズ…」



「ったく……お前等は泣き虫だなあ…」



「ひじがだざんもっ……目がウルウルしてんじゃん…」




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