大好きな彼女



呆れた顔で俺を見る。


「おまえなぁー・・・もうちょっと
 倉本以外の事で関心持たねぇか?」


「やだ」


また、ため息・・・。


絶対、変な格好をして、文化祭を過ごしたくは
ないから・・・

別に何でもいい。


恥ずかしいじゃん・・・
見られるの。凛花にさぁ・・・。


すげぇ、楽しみにしている優雅。


「結衣のメイド姿とか見れんのかな?」っとか、
俺と同じことを考えてるみたいだ。


「俺は、絶対ホストとかは嫌だし・・・
 

 でも、優雅と同じで凛花のメイド姿を見るのは
 すげぇ見たいって思う」


「蓮の気持ちは分からなくはないなっ」


あと、しつこく女に絡まれるのも嫌だし・・・


凛花は別だけど・・・?


「あぁぁぁぁー。蓮、一時間目・・・
 移動教室!?」


「うん・・・俺、サボるわ・・・
 3時間目になったら戻る」


「はぁ???何言ってんの?」


俺は優雅に手を思い切り引っ張られて、
無理やり連れて行かれた。
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