大好きな彼女

文化祭、当日




あの日から一週間が経ち、
文化祭当日となった。



クラスのみんなは、机とか椅子とかの
準備で大忙し。


俺と凛花との交代時間を同じ
にしてくれた。


そのおかげで一緒にまわることが
できる。


「黒羽ーーー!こっち来て!
人が足りねー」


俺は、声がした方へ向かった。


机を運ぶ人数が足りていなくて
近くにいた俺が呼ばれた・・・

みたいだ。


机を指定された場所へと動かした。



「黒羽、まじ助かった!ありがとな」


「おうっ!」


久々かもな!凛花とか、優雅以外の人に
お礼言われるの・・・・


あんまり関わっていないからかも
しれねーけど・・・


「蓮ー、そろそろ着替えねぇと
間に合わねーよ?」


ホスト姿の優雅がいた。


「早くね?着替えるの・・・
しかも、地味に似合ってるし」


俺は苦笑いしてそう話す。


「えっ!まじ?うわぁー、結衣に
思い切り褒められるかもな!」


一人でなんか、浮かれてるし・・・

気色悪い・・・

正直に言うと・・・っというか
正直に言い過ぎ?


俺は試着室に入り、ホスト服に
着替えた。


すげぇ恥ずかしいんだけど・・・



俺はこういうカッコは苦手・・・。


少し派手めな感じ?


「蓮ー、どこ担当だっけ?」


優雅が俺のところに近寄ってきた。


「何が?・・・」


「ウェイター・・・何ですけどー」


「すげぇ忙しいらしいぜ?
ま、頑張れよ!」


肩を思い切り叩かれた。
いい音を鳴らしながら・・・


地味にすげぇ痛いし・・・













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