ちっぽけな奇跡のはなし

1人目





「ここです」


ある家の前で2人は止まった。



「近くに公園があるので、
そこで話したほうがいいですよね?

あなたが相手の顔をちゃんと見たほうが
いいでしょう?」


「そうだね。
ありがとう!」



そして、巴菜はインターホンを押した。



久しぶりに見る、同級生は前とあまり変わって
無かった。


でも、少し背が伸びていた気がする。




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