幼なじみと秘密の時間
「何、猫かぶってんだよ!蘭」



私が振り返ると、ちょっと不満そうな和弥が
立っていた。




「えーーー??どーゆー関係ですか?」





その場が騒然になったのは、言うまでもない。





「だから、嫌だったんだ…お前が来るのは」





頭を抱える和弥は気にせず、私は答えた。





「和弥とは幼なじみで、付き合ってます!」



「えーーー!?」






どうやら和弥は、私のことを職場の人には
何も話していないらしい。


今日の予約も、苗字しか登録しなかったとか。








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