監禁ゲーム 1996〜2008
「刑事さん、オレらは仕返しに来たんじゃない。あいつらがヤバい薬をきめたのは、俺の耳に入っている。薬を売った売人を、教えてくれないか?」

しかし、尾形は署の連中に任したから、売人がどんな奴だったか、知るはずもない。

「悪いが、わからない。」

「刑事さん……こっちは仲間の怨みを晴らしたいんっすよ。」

仲間………

尾形の頭に一瞬、佐川の顔が過った。

「……わかった、署に聞いてみる。ここじゃあれだから、茶店に行くぞ。1人で来いよ。」

尾形は近くの茶店に移動した。

柊は仲間を解散させ、ゆっくりと1人で茶店に入っていった。
 

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