~D*A doll~
「莉々香は良くても俺らは良くねーんだよ。大人しく守られときゃ良いだろ。」
チビに変わって、龍翔が説得をしだす。
「そうだよ?莉々香ちゃん…。俺も心配だよ。」
続いて諷都君も。
確かに龍翔の隣は安心できる時もある。
ここにいると不思議な感覚に包まれる。
それでもここにはあたしを拒絶する人が多すぎる。
これ以上孤独になるなら死んだ方がまし。
でも、あたしにはそんな勇気はない。
死ねたらどれだ楽になるんだろう…。
でも出来ないんだ。
「心配しなくていいし、別に責任も感じなくていいから。あたしはあたしの人生を生きていくもの」
……男の温もりを一生追い続けていく人生で、いいのよ。
こんなクソみたいな人生、もうどうなったっていい。
「ダメっつってんだろ。」