~D*A doll~
愛を知らない少女
そして、学校。
授業中らしく、シーンと静まり返っていた。
……ここって本当に不良高校?って何度も思う。
前の学校はこんなに静かではなかった。
あっちの方が荒れてるのかな?
そんな疑問を持ちながらも足を進める。
……今、職員室に行ったら咲哉君いるかな?
まぁ授業中だし、いないか。
あたしは昨日行ったクラスへと記憶をたどり向かうことにした。
……てかあたし、昨日朝から帰っちゃったからクラスに入りずらいじゃん。
どーしよ。
てか、咲哉君以外の先生なんて知らないし。
……咲哉君が、授業をしてますよーに。
…そういえば、昨日の暴走族?の人たちって同じクラスなんだったっけ?
関わらないようにしないと…。
あーーーーーー、何でこんなにめんどくさいの。
あたしは教室へ行くのが憂鬱になり、ゆーっくりと向かった。