Cats*Girl
「りっちゃんってとても早起きなのね!
なにかするの?」


「お弁当作ろうと思って!
私、いつもお弁当は自分で作ってるんです。」


ニコニコとしながらみっちゃんに言う。


「そうなの?
偉いわねぇ…ケホケホッ。」


みっちやんが咳をしてるぞ…?


しかも顔赤いし…。


「みっちやん顔赤いですよ?
もしかして熱あるんですか!?」


流石にそれは心配だ!


「…大丈夫よ…ゴホゴホッ。
私も克也と敦也くんのお弁当作んないと…。」


苦しそうなみっちゃんの姿を見た私は思わずこう言っていた。


「わ、私が登坂くんと敦也くんの分も作りますから!
みっちゃんは休んでいてくださいっ!」


「…りっちゃんゴメンね…。
ケホケホッ…。」


みっちゃんは部屋に戻っていった。


「…莉々菜俺の分も作るのか。」


「…しょうがないでしょ?
みっちゃん苦しそうだったし。」


そういって登坂の隣を通りすぎようとしたとき。


「…ありがと。」


「え?
なんか言った?」


なにか聞こえた…。


「別に…。
ちょっと俺走ってくるから。」


登坂は慌ただしく私の横を通りすぎ、玄関のドアを開け、外へ出ていった。


『…ありがと。』


きっとこの言葉は気のせいだ。


あと、この胸の高鳴りも気のせいだ。


気のせいじゃなきゃ…。


ダメな気がするから…。










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