どうしても、伝えなきゃいけない事があるんだ。


「ああ、ちょっと外にいたからね。」

「ちょっと…?」

これは…ちょっとどころではないと思う。


「そういえば、圭さんて、いつも何やってるんですか?」

復活したモエカが覗き込む。


それにしても、なんで敬語?

「や、別に、特に何もしてないけど…?」

「あやしぃー。」

モエカ…あんまり言うと、また怒られるよ…。

「ほんとに何にもしてないよ。あ、そうだ、ごめんね、ミイ。

おばさんから連絡もらって慌ててきたから手ぶらで来ちゃった。」


「あ、いいよいいよ。そんな気にしないで。」


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