俺様天使と小悪魔ちゃん



そうして俺は、ごく親しい信頼できる相手以外に、本当の俺を見せることをやめた。


作り上げられた ”次代のミカエル イサヤ” は大成功だった。

周囲が作られた俺に期待するのに反比例して、俺は周りに期待しなくなった。

それは誰とも心を通わせないということで…その場限りの軽薄な関係は気が楽だった。

でも、それは同時に本当の俺にとって虚しさ以外なにももたらさなかった。

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