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鍵をさして
扉を開けると

小さな木の机と椅子が二つ
セミダブルのベッドがあった


とりあえず、机の上に鞄を起き
前髪を止めて
メイクを落とした


メイクって疲れる
メイク落とした後の開放感はとてつもない。


多田もコンタクトを外して眼鏡に変えていた



「多田! 飲も! 」

そう言って私は多田に
さっき買ったビールを渡した

「せやな 」

多田はビールを受け取った


「ではでは、おつかれさーん! 」

「お疲れー! 」


そう言って乾杯をした


会った時よりは
顔を見れるようになった



眼鏡…似合うなぁ…なんて
思いながら多田の顔を見つめてると


「あんまジロジロ見んなや 」


と言って
そっぽ向かれた


なんか…可愛い……!


それからというものの
2人でビールを飲みながら
会話をしていたが


多田が寝る前に先お風呂に入ると
言い出した


「いってら! 」


多田がお風呂に入ってからというものの


暇だ……

充電器がさせる場所を探して
携帯を充電した


少し心細くなった為
音楽をかけることにした


自分のすきな音楽を聴きながら
ビールをひたすら呑んだ


気分もいい感じになったころ




ーガチャッ

お風呂から上がった
多田が帰ってきた













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