Favorite voice

多田の住んでる所へ




ーピピピッピピピッ



「ん……うるさぁ…い……… 」


「お姉ちゃん起きて! 今日何処かへ行くんでしょ!? アラーム鳴ってるよ! 」







ーバサッ

勢い良く飛び起きた


「うわぁ!あっありがと! 」


私の事を起こしてくれたのは
私の妹だ3つ下で普段は生意気すぎて
よく言い合ったりするが
仲が悪いわけではない
いや、むしろ仲良いかもしれない…って



それどころじゃない!







お風呂入らなきゃ!





ーバタバタバタッ



廊下を全力で駆け抜け
お風呂場へ直行



体を洗うと同時に
ムダ毛処理も忘れずに…



よし…完璧っ!




お風呂から出ると
ドライヤーを片手に


片手で電車の時刻を調べた


「んー、これ乗ろっかなぁ… 」



今は9時だから…
よし!




" お昼頃付きます "




っと寝てるであろう多田へ連絡





私はメイクが1時間ほどかかる為
予定の時間よりかなりはやく起きる









一通りメイクも終え






「ねぇ! ねぇ! 変じゃない!? 可愛い? 大丈夫? 」


そう妹の前まで走って行くと


「可愛いって! うざいから はやく行けよ 」








「よし、ありがとう! 」




あんな事を言ってても
妹は可愛いと言ってるから問題はない!はず…








ーガラガラッ



「行ってきまーすっ!! 」



そういって勢い良く家を飛び出たが
もう10時を回っていた




はやく行きたい…



はやく会いたい…









そればかり私の頭を駆け巡るもんだから
口はにやけっぱなし




近所の人に見られたら
気味が悪いと避けられそうな勢い










新幹線への道のりを急いだ













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