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疲れたーっ!
私はベッドへおもいっきりダイブした




多田はお風呂だし
暇だなぁ……




あいつお風呂長いんだよ!
男のくせに…
なんてブツクサ言いながらゴロゴロ





そういえば……





とりゃあっ!!
っとベッドの近くにある冷蔵庫を
開けてみる…と



「おぉっ!さすが〜っ! 」


私はニヤニヤしながら
冷蔵庫の中の酒を取り出した







ープシュッ



「ぷはーっ!んまいっ! 」



そんなオッサンみたいな事を言いながら
1人で晩酌を楽しんでる




多田を待ってる間に
気づけばかなり呑んでしまった…





「やばい…呑みすぎた…… 」



意識が朦朧とする中
多田がお風呂から出た音が聞こえた







「多田ーっ!たいへんだぁっ!
呑みすぎてフラフラなのぉっ! 」




「え!? いつのまに!? 」




「うへへぇっ! わかんないっ! 」



「ちょっ…ちょっい待ちや!
すぐ着替えるわ! 」



「やだぁ…はやくぅ… 」




そう言って私は床にへたっと
座り込んだ









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