君想い【完】
「ゆかの家行く?」
ゆかの問いに
素直に頷き、
さりちゃんを連れて家へ戻った。
「邪魔してごめんね。」
「本当だよ。」
「邪魔なんかじゃないよ!なんで喧嘩しちゃったの?」
泣いているさりちゃんにやたら優しくするゆか。
僕は甘やかしてはいけないと、
ゆかを注意した。
喧嘩の原因は
大抵いつもさりちゃんだからだ。
今回もさりちゃんが原因だろう。
「祥ちゃんにせまられた。」
「は?」
僕はゆかと声を揃えた。